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tomorrow

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冷静と情熱の間に。

英樹に僕は話をした。

英樹なら聞いてくれるのをわかっていたし、友達だと思っていたから、甘えてしまっていたのかもしれない。

「ふーん、だから順一どうしたいの?」ニヤリと英樹は笑った。

お前って、熱いよなぁもっとクールに考えたら、

お前の親も子供と同じレベルで熱くなるから、喧嘩になるんだよな!

順一、お前みたいに、白か黒かで世の中割り切れたら、戦争だらけさ。

英樹は自分の部屋にコーヒーを運んできた。

「お前だから話をするけれど、人間、嘘やハッタリが時には人間関係を維持させるのに必要なのは、わかるよね?」

順一は英樹の顔を見た。

「優しい嘘と、陥れる嘘?」

そう。それと、冷静な状況判断。

例えば、順一の親だって、順一が俺はあんた達の子供だと思うから、腹が立つんだろ?

他人だと思って、考えれば冷静に対処出来るはずさ、そこに感情が入るから厄介なのさ。

例えば、恋愛も育った環境が違えば始めは居心地いいけど、お互いに、愛してると言いながらもお互いの感情受けとめるの嫌になって終わるよね!

「順一!お前も俺も感情だけで走って痛い目に逢ってきたよな!」

順一は、銀色の煙草の煙を見つめた。

「まあな!」

英樹は話を続けた。

「もし、お前が言う本音ばかりで、恋愛していったら、お前は気分いいかもしれないけど、相手はキズつくだろうなぁ。」

順一は何だかムシャクシャして、英樹に反撃した。

「じゃあ、お前は、彼女を試して、汚く無いと言うのかよ?」

少しの沈黙がそこにあった。 つづく。


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